「散る日本」坂口安吾 2020/6/22 2020/6/22 書評 エッセー, 将棋観戦記 昭和22年(1947)の第6期名人戦、木村義雄名人対塚田正夫八段の最終局の観戦記。だが、ふつうの観戦記というよりエッセー。冗長な部分があるし、戦争に対する認識等々、単純すぎる点があるのがよくない。 木村名人に興味があれば、読んでみても悪くはないか。 なお、本作に「商怏」と出てくるのは、たぶん「商鞅」のことだろう。 商鞅(Wikipedia) 「散る日本」坂口安吾(青空文庫)新字旧かな こちらの記事もどうぞ『高村光太郎全集 第3巻』(筑摩書房)『戦後日本思想大系3 ニヒリズム』(筑摩書房)『「弱者」とはだれか』小浜逸郎(PHP新書)『酒巻和男の手記』(イシダ測機プリント)『昭和の作家力 千夜千冊エディション』松岡正剛(角川ソフィア文庫)『戦後日本思想大系16 現代人間論』(筑摩書房)『近代日本思想大系29 小林秀雄集』(筑摩書房)