約8枚(400字)
雑誌に掲載される予定であったが、GHQの検閲により発禁にされたエッセー。
戦争の惨禍は呪いつつ、兵士らの愛国の精神は讃えている。この主張に賛同できない人もいると思うが、考えるヒントとして一読をおすすめする。
「我々はこの戦争の中から積悪の泥沼をあばき天日にさらし干し乾して正体を見破り自省と又明日の建設の足場とすることが必要であるが、同時に、戦争の中から真実の花をさがして、ひそかに我が部屋をかざり、明日の日により美しい花をもとめ花咲かせる努力と希望を失ってはならないだろう。」
(Wikipedia 特攻隊に捧ぐ)
『堕落論』坂口安吾(2000・新潮文庫)
坂口安吾作品リスト (青空文庫)
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