『反論の技術―その意義と訓練方法』香西秀信(明治図書)オピニオン叢書20
1995年8月初版刊行
184頁
目次(収録作品)
1 議論指導における反論の訓練の意義(まず反論の訓練から始めよ/反論は議論の本質である/反論は真理を保証する/反論は立論を強化する)
2 教師のための「反論」自修法(反論の手本は教師が示せ/トピカの方法)
3 反論の訓練(訓練を始める前に/基礎練習・型の習得/相手の大前提を撃つ/訓練のための教材文と反論例)
反論の技術を身につけることで、議論の能力を短期間で効率よく高めることをねらいとした議論のための訓練法。大学その他で作文(議論文)や討論の指導をしてきた著者の集大成。
アマゾン商品説明より
著者は、学者(専門は、修辞学・国語科教育学)。(1958-2013)
本書は、国語教育における議論力の訓練方法を論じたもの。新聞の投書や評論文などを示し、その意見に対する反論の仕方を具体的に、明快に論じている。指導者向けの本だが、レトリックに興味があれば一書の読み物としてもなかなかよい。