『奇跡の脳―脳科学者の脳が壊れたとき』ジル・ボルト テイラー、竹内薫訳(新潮文庫)
2012年
350頁
目次(収録作品)
脳卒中になる前の人生/脳卒中の朝/助けを求めて/静寂への回帰/骨まで晒して/神経科の集中治療室/二日目あの朝の後で/GGが街にやってくる/治療と手術の準備/いよいよ手術へ/最も必要だったこと/回復への道しるべ/脳卒中になって、ひらめいたこと/わたしの右脳と左脳/自分で手綱を握る/細胞とさまざまな拡がりをもった回路/深い心の安らぎを見つける/心の庭をたがやす
脳科学者である「わたし」の脳が壊れてしまった──。ハーバード大学で脳神経科学の専門家として活躍していた彼女は37歳のある日、脳卒中に襲われる。幸い一命は取りとめたが脳の機能は著しく損傷、言語中枢や運動感覚にも大きな影響が……。以後8年に及ぶリハビリを経て復活を遂げた彼女は科学者として脳に何を発見し、どんな新たな気づきに到ったのか。驚異と感動のメモワール。
出典:新潮社公式サイト