『アドルフ』コンスタン(岩波文庫) 2020/8/22 2020/8/23 書籍データ 小説, 岩波文庫, 光文社古典新訳文庫 『アドルフ』コンスタン、大塚幸男訳(岩波文庫) 改版1965年 147頁 これをしも恋愛小説というべきであろうか。発端の1章を別とすれば続く2章だけが恋と誘惑にあてられ、残る7章はすべて男が恋を獲たあとの倦怠と、断とうとして断てぬ恋のくびきの下でのもがきを描いている。いわば恋愛という「人生の花」の花弁の一つ一つを引きむしり、精細に解剖しようというのだ。近代心理小説の先駆をなす作。 本書表紙(カバー)より [関連] 『アドルフ』コンスタン(2014・光文社古典新訳文庫) アドルフ (光文社古典新訳文庫) amazon Kindle 楽天 楽天kobo アドルフ (岩波文庫) amazon 楽天 こちらの記事もどうぞ『森鴎外全集』(ちくま文庫)『ミシェル・フーコー講義集成』(全13巻)『正史 三国志』陳寿(ちくま学芸文庫)『坂の上の雲』司馬遼太郎(文春文庫)『完訳 アンデルセン童話集』(岩波文庫)『食卓の賢人たち』アテナイオス(京都大学学術出版会)(全5巻)『城下の人 新編・石光真清の手記(一)』(中公文庫)『新版 うつほ物語 現代語訳付き』(角川ソフィア文庫)