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『科学と文学』寺田寅彦(角川ソフィア文庫)

『科学と文学』寺田寅彦(角川ソフィア文庫)

2020年
256頁




目次(収録作品)

映画芸術
緒言/映画芸術の特異性/映画の成立/映画の編輯過程/映画と連句/映画と夢/前衛映画/抽象映画/発声映画/有色映画/立体映画/人工映画/映画と国民性

連句雑俎
連句の独自性/連句と音楽/連句と合奏/連句の心理と夢の心理/連句心理の諸現象/月花の定座の意義/短歌の連作と連句

科学と文学1
科学者と芸術家/文学の中の科学的要素/詩と官能/西鶴と科学/天文と俳句

科学と文学2
緒言/言葉としての文学と科学/実験としての文学と科学/記録としての文学と科学/芸術としての文学と科学/文学と科学の国境/随筆と科学/広義の「学」としての文学と科学/通俗科学と文学/ジャーナリズムと科学/文章と科学/結語

科学と芸術が結合した名随筆。

「科学の世界は国境の向うから文学の世界に話しかける」(「文学と科学の国境」)。日本の伝統文化への強い愛情を表した寺田寅彦。芭蕉連句を映画のモンタージュ構成や音楽の楽章に喩えるなど、ジャンルを越えて芸術の本質に迫る眼差しをもっていた。科学者としての生活の中に文学の世界を見出した「映画芸術」「連句雑俎」「科学と文学1」「科学と文学2」の4部構成。

出典:KADOKAWA公式サイト

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