『アイデアのつくり方』ジェームス・W・ヤング、 竹内均 解説、今井茂雄訳(TBSブリタニカ)
新書サイズ・ハードカバー
1988年
102頁
James Webb Young『A Technique for Producing Ideas』(1975)の邦訳。
「CCCメディアハウス」に出版社が変わった模様。
本書は、広告業界で活躍していた著者が、シカゴ大学のビジネス・スクールで教鞭をとっていた時の講義をまとめたもの。
本文は50ページほど。大きな活字で行間も広いので、分量は一般的な新書にすると半分くらいになるから、かなり少ない。
内容は薄い。ごく常識的なことを述べているだけである。
本書の評価が高いのが、筆者には不思議である。筆者は以下の本をおすすめする。
『発想法』川喜田二郎
『考える技術・書く技術』板坂元
『「知」のソフトウェア』立花隆
はっきり言ってこれらの本を(一冊でも)読んだ人は、本書を読む必要はない。
ただ、20ページ超の竹内均の解説があるが、これは中々よい。下記の動画とほぼ同内容なので興味のある方は視聴されるとよい。おすすめ。
[参考]
「閃きの源泉 アイデアを引き出す法 竹内均」[YouTube]