『「憂国忌」の四十年―三島由紀夫氏追悼の記録と証言』三島由紀夫研究会編(並木書房)
2010年
307頁
定価:1,800円(税別)
目次(収録作品)
檄 楯の會隊長 三島由紀夫
憂国忌趣意書 林 房雄
プロローグ あれから四十年が経過した 三島由紀夫研究会
第一章 「憂国忌」前史(昭和四十年~四十五年)
「憂国忌」の源を辿ってみる 齋藤英俊
《証言》富士の原野の高笑い――体験入隊「一期生」のこと 山本之聞
日学同黎明期の活動と森田必勝氏のこと 高柳光明
全日本学生憲法会議の思い出 小針 司
「わが友ヒットラー」の時代考証――三島さんとの出会い 後藤修一
ワセダハウス
第二章 「三島事件」の衝撃(昭和四十五年~四十六年頃)
三島事件前後の民族派学生運動 玉川博己
《証言》学生を励ました支援者の熱誠――日学同関西総支部 赤松一男
高校生組織を母体に発展――日学同東海総支部 松田 豊
壬生の屯所の仲間たち――日学同京都支部 府越義博
「全国高校生協議会」のことなど 後藤修一
第三章 三島由紀夫の「不在」のはじまり(昭和四十六年~五十一年頃)
高揚する新民族派運動 片瀬 裕
《証言》憂国忌外史 石 大三郎
神々と ともに成りませ 街づくり――日学同九州総支部 福島 敬
福岡憂国忌 馬場日出雄
第四章 十年後の三島由紀夫(昭和五十二年~五十五年頃)
追悼十年祭 憂国忌 佐々木俊夫
《証言》回想・三島由紀夫文学セミナー 唐澤 淳
研究会を支えた女性たち 佐々木俊夫
重遠社創建 後藤晋一
散逸した資料について 佐々木俊夫
檄文朗読
第五章 昭和から平成へ(昭和五十五年~平成元年頃)
憂国忌を支えた新民族派の活動 佐々木俊夫
《証言》昭和天皇崩御 菅谷誠一郎
重遠社国際部 後藤修一
国際青年年世界大会に日本代表として出席 藤井義久
自衛隊体験入隊のこと 正木和美
第六章 追悼二十年目の高揚(平成二年~九年頃)
追悼二十年祭 憂国忌 佐々木俊夫
《証言》私が市ヶ谷台一号館の保存を求める理由 石 大三郎
追悼二十年企画「三島由紀夫映画の世界」を開催 佐々木俊夫
もう一つの「東京裁判」訴訟
第七章 受け継がれゆく憂国忌(平成十年~二十二年)
三島由紀夫研究会の現在 菅谷誠一郎
《証言》三浦重周氏の自裁 後藤晋一
あれは幻の歌だったのか――追想 三浦重周さん 山平重樹
終章 『英霊の聲』は現代日本に蘇るか 宮崎正弘
資料編
憂国忌追悼文――林 房雄、保田與重郎、浅野 晃
「追悼の夕べ」発起人名簿
「憂国忌」発起人名簿
「憂国忌」四十年の記録
日本学生同盟結成趣意書
「日本学生新聞」創刊号抜粋――林 房雄、三島由紀夫
三島由紀夫研究会
結成趣意書、公開講座等開催記録、文学セミナー開催記録
憲法問題研究会公開講座開催記録
衝撃の三島事件から40年―「憂国忌」を主催する三島由紀夫研究会が、事件への軌跡とそれ以後を多数の証言で初めて明かす。
アマゾン商品説明より