改版1978年
206頁
「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり」。著名なこの一文で始まる本書は、近代日本最大の啓蒙家である福沢諭吉(1835‐1901)が、生来平等な人間に差異をもたらす学問の意義を、平易な文章で説いた17の小篇からなる。西洋実学の批判的摂取をすすめ、明治の人心を啓発したその言は、今日も清新である。(解説=小泉信三)
本書表紙より
[関連]
『学問のすゝめ』福沢諭吉、伊藤正雄校注(2006・講談社学術文庫)352頁
『現代語訳 学問のすすめ』福沢諭吉、伊藤正雄訳(2013・岩波現代文庫)
『現代語訳 学問のすすめ』福澤諭吉、斎藤孝訳(2009・ちくま新書)
『学問のすすめ 他一篇―真の独立人になるために』福沢諭吉、加賀義訳(2009・幸福の科学出版)
『NHK「100分de名著」ブックス 福沢諭吉 学問のすゝめ』斎藤孝(2012・NHK出版)