『「海の民」の日本神話―古代ヤポネシア表通りをゆく』三浦佑之(新潮選書)
2021年
256頁
目次(収録作品)
序章 古代ヤポネシア「表通り」
第一章 海に生きる――筑紫の海の神と海の民
第二章 海の道を歩く――出雲・伯伎・稲羽
第三章 神や異界と接触する――但馬・丹後・丹波
第四章 境界の土地をめぐる――若狭と角鹿
第五章 北へ向かう、北から訪れる――越前・越中・能登
第六章 女神がつなぐ――高志と諏訪、そして出雲
終章 国家に向かう前に
古代日本、「ヤポネシア」の表通りは、いかなる世界だったのか。筑紫、出雲、若狭、能登――『古事記』等の文献は勿論、考古学や人類学も含めた最新研究を手掛かりに、海流に添って古代の世界を旅すると、ヤマトに制圧される以前に、この地に息づいていた「まつろわぬ人々」の姿が見えてきた。三浦版「新・海上の道」誕生。
出典:新潮社公式サイト