2015年
256頁
目次(収録作品)
第1部 近衛新党運動“昭和一三年”(さまざまな「復古ー革新」派/軍部の中の動き/社会大衆党の「復古―革新」派化/実現しなかった近衛新党計画)
第2部 近衛新体制運動の展開“昭和一五年”(近衛新党に対するさまざまな期待/動き出した新体制運動/大政翼賛会の発足/大政翼賛運動の落日/新体制運動とは何であったのか)
打倒財閥、既成政党、そして軍閥、宮廷官僚を一掃して、すべての国家機構が一つの党の指導下に置かれる独裁を目指した近衛新体制運動。憲法改正と解釈改憲で、党の指導者が天皇に対する唯一の輔弼者となる構想は、どのようにして生まれたのか。開戦前夜、近衛文麿を担いだ様々な「革新派」の行動と実態を明らかにする名著。
出典:講談社BOOK俱楽部
本書の原本は、『近衛新体制』(中公新書)。
[関連]
『近衛新体制―大政翼賛会への道』伊藤隆(1983・中公新書)
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