2006年
234頁
目次(収録作品)
第1章 守り子唄への道
第2章 五木の子守唄とは何か
第3章 守り子たちの日々
第4章 流れ者の譜
第5章 守り子の父は誰か
第6章 宇目の唄げんか
寝させ唄でも遊ばせ唄でもない、日本独特の子守り唄。甘やかな郷愁とは対極の暗さを漂わせる一群の守り子唄はどこから来たのか。年端もいかぬ子守り少女たちのモノローグ。おどま盆ぎり盆ぎり、と口ずさまれる背景はいかなるものか。五木の子守唄として採集された70余りの詞章を検討し、近代化の過程で忘れられていった精神史の風景を掘り起こす。
出典:講談社BOOK俱楽部
本書は、下記の講談社現代新書版を講談社学術文庫化したもの。
[関連]
『子守り唄の誕生―五木の子守唄をめぐる精神史』赤坂憲雄(1994・講談社現代新書)
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