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『フィリップ短篇集 小さき町にて』(岩波文庫)

『フィリップ短篇集 小さき町にて』シャルル・ルイ・フィリップ、淀野隆三訳(岩波文庫)

1935年10月30日初版発行
301頁
旧字旧かな




目次(収録作品)

序 小さき町
歸宅
求婚

箱車
アリス
最も罪深き者
聖水
贋金
犯罪後
自殺未遂
質樸な人の死
老人の死
訪問者
降誕
ジャン・モランタン
ある生涯
やきもちやき
二人の乞食
燧艾屋の箱入娘
出獄
無言
隣りどうし
片意地な娘
火つけ
子供の悲しみ
犬の死
二人の泥棒
命拾ひ

フィリップの生まれた小さい田舎町では,木靴屋は木靴をつくり,桶屋はたがを打ち込み,牛乳売のブリキ壺は秤と打ち合って小鐘に似た響きを立てたりしながら,静かになりわいにいそしみ,あるいは恋をし,夫となり妻となる.時には小波をたてながらも優しく快く,これらの営みは,とある日墓場にたどりつくまで続けられる.

出典:岩波書店公式サイト


[関連]
『フィリップ傑作短篇集』山田稔訳(福武文庫)

『小さな町で』シャルル=ルイ・フィリップ、山田稔訳(みすず書房)
(短編集28篇の全訳に『朝のコント』から5篇を収録。)
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