『ツシマ バルチック艦隊遠征』(上下)ノビコフ・プリボイ、上脇進訳(原書房)
上巻
新装版2009年
442頁
目次(収録作品)
序章
アンドレーエフ旗の下に(タロンシュタット港/戦艦「アリヨール」 ほか)
希望峰のほとりにて(ロシアの海軍/スペインのウイゴ軍港に寄港 ほか)
マダガスカル(旅順艦隊の悲報/炎暑のクリスマス ほか)
艦隊はさらに東へ(石炭を積み込みながらインド洋を横断/マラッカ海峡へ入る ほか)
下巻
新装版2009年
430頁
最初の打撃(敵艦隊の接近/艦隊目前で敵艦隊が針路を変更 ほか)
北二十三度東(傷ついた艦隊と指揮の混乱/戦闘力を失った「アリヨール」 ほか)
皇帝を支える支柱(駆逐艦「ベドーウイ」の艦長バラーノフ/ロジェストヴェンスキーの「ブイヌイ」移送と「スウォーロフ」の最期 ほか)
敗残の艦隊(病院船、特務船、駆逐艦などの運命/巡洋艦「ウラジミル・モノマフ」の鶏 ほか)
エピローグ
ロシアの戦艦アリヨール号の一水兵として日露戦争に参加した著者が熊本での捕虜生活中に、生存した乗組員からの克明な聞き取りや自身の体験をもとに、当時の戦況の推移を正確に辿った壮大なスケールの記録文学。日露両国における戦史研究の貴重な資料とされ、参考文献として多くの著作、研究者にとりあげられている古典的名著。
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