『旧皇族の宗家・伏見宮家に生まれて』伏見博明(中央公論新社)
2022年
256頁
目次(収録作品)
解説 伏見宮家とは何か
第1章 幼少期(伏見宮家は海軍/紀尾井町の屋敷/家族についての思い出/皇族の暮らしぶり/天皇一家・親族・友人との交流)
第2章 皇族としての少年期(同学年に三人の「殿下」―学習院初等科時代/皇太子との日光疎開―中等科時代・終戦まで)
第3章 皇籍離脱とアメリカ留学(博恭王の薨去/皇籍離脱/終戦後の学習院/アメリカ留学)
第4章 帰国後の生活―一般人として生きる(会社員になる/菊栄親睦会/昭和天皇との交流/昭和天皇の崩御/伏見家の祭祀や墓について/皇族から民間人へ―二重の人生)
皇族から一民間人へ。それは「二重の人生」だった――。
祖父で軍令部総長を務めた伏見宮博恭王の家庭での姿、広い邸と家族一人ずつの別荘、親と離ればなれの教育、幼い頃からの公務、皇太子(現上皇)との日光疎開、皇籍離脱、米ケンタッキーへの留学、外資系企業の営業、菊栄親睦会、そして「皇族」への思い……。
90歳を前になお鮮明な記憶が紡ぎ出す数奇な物語。
貴重な写真も多数収載。アマゾン商品説明より