『日本の名随筆』(全100巻、別巻全100巻)(作品社)
B6判・函入り
明治以降の各界著名人による随筆を巻ごとにテーマを設けて編集した随筆集のシリーズ。
『日本の名随筆 43 雨』中村汀女編
1986年5月
264頁
目次(収録作品)
安住敦 ある雨の日に
粟津則雄 露伴
池田満寿夫 人はそれぞれ心のなかに自分の雨を持っている
石田波郷 雨
五木寛之 雨の日の記憶
入江相政 梅雨小袖
岩本素白 雨の宿
上田哲農 雨の国師越え
上野昂志 雨に濡れながら(抄)
太田愛人 雨
大村しげ 蛇の目傘
岡部伊都子 雹・虹・夕立・秋霖
岡本かの子 秋雨の追憶
金子光晴 爪哇へ
河井酔茗 雨のあと
河井酔茗 雨の焚火
川田順造 雲・雨・虹
木山捷平 歴史的に見た雨
串田孫一 氷雨
楠田枝里子 虹には雄と雌がある
窪田空穂 洪水の一夜
河野多恵子 雨の日
志賀直哉 驟雨
篠田桃紅 雨のたもと
薄田淳介 若葉の雨
高濱虚子 時雨をたづねて(抄)
竹西寛子 渓の雨
辰野隆 雨の日
田中小実昌 雨と傘
團伊玖磨 雨乞い
中勘助 『沼のほとり』(抄)
永井荷風 花より雨に
永井龍男 雨
中村汀女 雨をくぐる
那須良輔 梅雨の晴れ間
西脇順三郎 雨 [巻頭詩]
野口冨士男 梅雨のころ
樋口一葉 雨の夜
福島泰樹 六月の雨
古井由吉 秋雨の最上川
前登志夫 霰たばしる
増田れい子 太い雨
水上勉 雨の章
宮本輝 雨の日に思う
保田與重郎 時雨のころ
山口瞳 水害
山之口貘 雨あがり
吉江喬松 五月雨
若山牧水 なまけ者と雨
渡辺淳一 冬の雨