『新装版 アメリカの日本空襲にモラルはあったか―戦略爆撃の道義的問題』ロナルド・シェイファー、深田民生訳(草思社)
新装版2007年
308頁
目次(収録作品)
1 アメリカの航空戦指導者
2 アメリカ陸軍航空軍の戦いの教義と一般市民に対する爆撃
3 ヨーロッパにおけるアメリカの航空作戦―占領下の国と枢軸衛星国
4 ドイツに対する爆撃1-初期の作戦
5 ドイツに対する爆撃2-ドウエット的戦争への移行
6 日本に対する爆撃1-焼夷弾攻撃の準備
7 日本に対する爆撃2-東京から長崎へ
8 日本に対する爆撃3-道義的問題に対するアメリカの認識
9 道義的問題への反応―多様性の説明
太平洋戦争下のアメリカの犯罪。アメリカは太平洋戦争を正義と人道を掲げて戦った。しかし、著者も認めているようにこの戦争で最も残虐だったのは、一夜で十万人の非戦闘員を殺した三月十日の東京大空襲であり、二つの原爆だった。この本はアメリカ人がどのように無差別爆撃を正当化し、あるいは反対したかを綿密に検証した貴重な一冊である。
アマゾン商品説明より