『ニーチェ 運命を味方にする力―『ツァラトゥストラかく語りき』を読む』宮原浩二郎(PHP文庫)
2010年4月16日初版発行
199頁
著者は、社会学者。
副題の通りニーチェの『ツァラトゥストラかく語りき』を解説した本。
訳文を引用し、平明にわかりやすく解説している。このような本は無理にビジネスに引き付けて説明しているものも多いが、本書はそうではないのがよい。
訳文は岩波文庫の氷上英廣訳を使っている。
39章からなり、1章が短いので待ち時間などに読むには中々よい本。
『ツァラトゥストラ』に興味がある人は、『ツァラトゥストラはこう言った』ニーチェ(岩波文庫) をいきなり読むのがよい。