1994年
269頁
目次(収録作品)
1 線型時間の制作と点時刻
2 幾何学と運動―アキレス問題解消
3 ゼノンの逆理と現代科学
4 キュビズムの意味論
5 存在の意味―「語り存在」
6 疑わしき存在
7 色即是空の実在論
8 無脳論の可能性
9 脳と意識の無関係
10 意識の虚構から「脳」の虚構へ
日常生活から出発する〈意味のシミュレーション〉の方法で、これまでの哲学や科学で論じられてきたさまざまな時間論、実在論を乗り越え、〈脳〉と〈意識〉をめぐる常識を根底から覆す、大森哲学の鋭い切っ先。
出典:青土社公式サイト