1984年
313頁
目次(収録作品)
1 急進的自由主義者の出発1912~1913(問題の社会化;国家と宗教および文芸 ほか)
2 大正デモクラシーの陣頭で1914~1923(青島は断じて領有すべからず;禍根をのこす外交政策 ほか)
3 政党政治への提言1924~1931(婦人を社会的に活動せしめよ;行政改革の根本主義 ほか)
4 戦時下の抵抗1931~1945(満蒙問題解決の根本方針如何;綱紀粛正論者の認識不足、我が政治の良化をかえって妨げん ほか)
5 戦後日本の進路1945~1968(更生日本の針路;プレスクラブ演説草稿 ほか)
明治44年から敗戦直後まで,『東洋経済新報』において健筆を揮った石橋湛山(1884―1973)の評論は,普選問題,ロシア革命,三・一独立運動,満州事変等についての論評のどれをとっても,日本にほとんど比類のない自由主義の論調に貫かれており,非武装・非侵略という日本国憲法の精神を見事なまでに先取していた。39篇を精選。
本書表紙(カバー)より