『ツタンカーメン発掘記』(上下)ハワード・カーター、酒井傳六・熊田亨訳(ちくま学芸文庫)
上巻
2001年
376頁
目次(収録作品)
第1部 王墓発見(故ロード・カーナーヴォンの伝記的な素描
王と王妃
王家の谷と墓
近代における王家の谷
テーベにおける予備作業
墓を発見する
予備調査
前室を調査する
前室を清掃する
参観者と新聞
調査室における作業
封印扉を開く)
第2部 幕を開く(はじめに―エジプト芸術についての所見
遺物にあらわれたツタンカーメンの生活
玄室の配置と副葬品)
いにしえの王たちとともに、うずもれた歴史が眠る王家の谷。イギリス貴族カーナーヴォンと、エジプト考古学者カーターは、1914年、この谷の発掘許可を得た。そして苦闘の末22年に王墓を発見、カーターは25年にとうとうツタンカーメン王その人のミイラと対面する。黄金のマスクなどの数多の秘宝と「呪い」の伝説に彩られた発掘の報は世界に衝撃を与え、エジプト考古学は新しい時代の幕を開けた。本書は、カーター自らがこの世紀の発見のすべてを綴った全記録である。上巻には第1部・王墓発見と、第2部・黄金の棺にたどり着くまでの記録を収める。「カーナーヴォン伯爵伝」を初収録。
出典:筑摩書房公式サイト
下巻
2001年
376頁
第2部 墓を開く(黄金の棺ついに現る
国王の戦車
三つの人型棺をひらく(1925〜26年)
古代エジプトの葬祭における興味ある諸点
豪華な王のミイラの副葬品)
第3部 墓は語る(はじめに―異端神アトンに関係した諸王に関するいくつかの事実と考察
奥の宝庫について
宝庫で発見された副葬品
副室(倉庫)
副室で発見された物
墓室の中の遺物の損壊と科学変化の主要要因)