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『悲劇人の姿勢』西尾幹二(国書刊行会)

『悲劇人の姿勢』(西尾幹二全集2)西尾幹二(国書刊行会)全22巻

2012年
609頁




目次(収録作品)

1 悲劇人の姿勢
   アフォリズムの美学
   小林秀雄
   福田恆存(一)
   ニーチェ
     ニーチェと学問
     ニーチェと言語観
     論争と言語

   政治と文学の状況
   政治の宿命―現代日本文学にみる終末意識
   「死」から見た三島文学
   不自由への情熱―三島文学の孤独
  
2 続篇
   行為する思索―小林秀雄再論
   福田恆存小論五題
     福田恆存(二)
   夏期大学講師の横顔
     大義のために戦う意識と戦う――福田恆存著『生き甲斐といふ事』
     現実を動かした強靭な精神――福田恆存氏を悼む
     「私に踏み絵をさせる気か」
     三十年前の自由論
   高井有一さんの福田恆存論
   田中美知太郎氏の社会批評の一例
   田中美知太郎先生の思い出
   竹山道雄先生を悼む

3 書評
    福田恆存『総統いまだ死せず』 三島由紀夫『宴のあと』 三島由紀夫『裸体と衣裳』 竹山道雄『時流に反して』 竹山道雄『ビルマの竪琴』 吉田健一『ヨオロッパの世紀末』 中村光夫『芸術の幻』 佐伯彰一『内と外からの日本文学』  

4 「素心」の思想家・福田恆存の哲学
一 知識人の政治的行動について
二 「和魂」と「洋魂」の戦い
三 ロレンスとキリスト教
四 「生ぬるい保守」の時代
五 エピゴーネンからの離反劇
六 「眞の自由について」

5 三島由紀夫の死と私
はじめに――これまで三島論をなぜまとめなかったか
第一章 三島事件の時代背景
第二章 一九七〇年前後の証言から
第三章 芸術と実生活の問題
第四章 私小説的風土克服という流れの中で再考する
あとがき

6 憂国忌
三島由紀夫の死 再論(没後三十年)
三島由紀夫の自決と日本核武装(没後四十年)

追補 福田恆存・西尾幹二対談「支配欲と権力欲への視角」
   同対談解説  エゴイズムを克服する論理

後記

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