『日本人の自伝12 鈴木貫太郎・今村均』(平凡社)(全23巻・別巻2巻)
1981年
434頁
目次(収録作品)
『鈴木貫太郎自伝』鈴木貫太郎
『終戦の表情』鈴木貫太郎
『今村均回顧録(抄)』今村均
鈴木貫太郎は、太平洋戦争終結期の首相として有名である。和泉国久世村に生まれ、若き頃は日清・日露戦争に従軍し、のちに海軍大将、海軍軍令部長、そして天皇の側近である侍従長などを務めた。二・二六事件では襲撃されて重傷を負った。《鈴木貫太郎自伝》《終戦の表情》には、著者の出生から首相を辞任した終戦一年目までの80年にわたる波瀾の生涯が丹念に綴られており、昭和政治史を知る上で大変貴重な資料となっている。
今村均は、陸軍大将までのぼりつめた軍人。宮城県生まれ。戦後の軍事裁判の判決を受けて巣鴨拘置所で服役することになっていたが、自ら志願して元部下たちが服役する灼熱のマヌス島行きを志願した。《今村均回顧録》は、著者が軍人として第一歩を踏み出してからマヌス島での服役に至るまでの軍人生活を回顧したもの。占領国の現地住民や、敵国であった連合国側からも称えられた著者の人間的な温かさが感じられる自伝である。本書はその抄録となる。eBookJapan 商品説明より
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