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『真実の「わだつみ」 学徒兵 木村久夫の二通の遺書』加古陽治(東京新聞出版局)

『真実の「わだつみ」 学徒兵 木村久夫の二通の遺書』加古陽治(東京新聞出版局)

2014年
200頁




目次(収録作品)

きけわだつみのこえ―木村久夫「もう一通の遺書」全文
『哲学通論』の余白に書かれた遺書
『哲学通論』の遺書の主な削除部分
木村久夫と二通の遺書について

『きけ わだつみのこえ』収録の中でも最も重要とされる木村久夫(一九一八年~四六年)の遺書は、本の余白に書かれたものとされてきたが、もう一通、父親に宛てた遺書が見つかった。『わだつみ』所収の文章はその二通を〝編集〟し、陸軍を痛烈に批判した箇所が削除されたり、辞世の歌を入れ替えたりしたものだった。 本書はその二通の遺書全文を、原文に忠実に掲載。詳しい解説を付け、遺書の背景、木村が戦犯とされることになった「カーニコバル島事件」の真実にも迫る。 戦後の平和主義の意義が問われる今こそ、読むべき本。

アマゾン商品説明より

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