『ミシェル・フーコー思考集成6 1979-1981 政治・友愛』ミシェル・フーコー、小林康夫・松浦寿輝・石田英敬編、監修:蓮實重彦・渡辺守章(筑摩書房)全10巻
2001年
461頁
定価:7,150円(税込)
目次(収録作品)
1979
256 ミシェル・フーコーの序文 大西雅一郎訳
257 十八世紀における健康政策 中島ひかる訳
258 作者とは何か
259 精神のない世界の精神 高桑和巳訳
260 司法のありかた 山上浩嗣訳
261 イスラームという名の火薬庫 高桑和巳訳
262 ミシェル・フーコーとイラン 高桑和巳訳
263 良俗の法 慎改康之訳
264 かくも単純な悦び 増田一夫訳
265 メフディー・バーザルガーンへの公開書簡 高桑和巳訳
266 居心地の悪さのモラルのために 阿部崇訳
267 ミシェル・フーコー 真実の瞬間 慎改康之訳
268 時代を別様に生きること 阿部崇訳
269 蜂起は無駄なのか? 高桑和巳訳
270 周辺の戦略 大西雅一郎訳
271 難民問題は21世紀・民族大移動の前兆だ 宇野邦一訳
272 フーコー、国家理性を問う 坂本佳子訳
273 監獄をめぐる闘争 山上浩嗣訳
274 生体政治の誕生 石田英敬訳
1980
275 序文 大西雅一郎訳
276 序文
277 塵と雲 栗原仁訳
278 一九七八年五月二十日の会合 栗原仁訳
279 あとがき 栗原仁訳
280 フーコー、国家理性を問う 坂本佳子訳
281 ミシェル・フーコーとの対話 増田一夫訳
282 それでも監獄 大西雅一郎訳
283 「ヌーヴェル・オプセルヴァトゥール」と左翼連合 阿部崇訳
284 黙示録の四騎士と日々の虫けら 千葉文夫訳
285 覆面の哲学者 市田良彦訳
286 十九世紀の想像力 竹内孝宏訳
287 両性具有者と性 蓮実重彦訳
288 ロラン・バルト(一九一五年十一月十二日―一九八〇年三月二十六日) 松浦寿輝訳
289 生者たちの統治について 石田英敬訳
1981
290 第二版への序文 大西雅一郎訳
291 全体的なものと個的なもの―政治的理性批判に向けて 北山晴一訳
292 ロジェ・カイヨワへの手紙 阿部崇訳
293 生の様式としての友愛について 増田一夫訳
294 資料「死刑」、彼らは反対と書いた 大西雅一郎訳
295 性現象と孤独 慎改康之訳
296 思考することはやはり重要なのか 阿部崇訳
297 権力の網の目 石井洋二郎訳
298 ミシェル・フーコー―法律について監獄について、すべてを考え直さねばならない 阿部崇訳
299 精神分析の「解放者」、ラカン 原和之訳
300 代替刑に反対する 大西雅一郎訳
301 処罰するというのは最も難しいことである 高桑和巳訳
302 ピエール・ヴィダル=ナケとミシェル・フーコーの回答 阿部崇訳
303 見聞きすることについての覚え書き 阿部崇訳
304 主体性と真理 石田英敬訳
「権力」から「主体性」へと舵を切るフーコーの「政治」をめぐる白熱の問い。サルトル、ロラン・バルト、ラカンらの死―転回点に立つ思想家の、イラン、ポーランドをめぐる発言、自伝的ロング・インタヴュー、後期の鍵となる“統治性”を詳しく説く論考などを収める。
出典:筑摩書房公式サイト