『妖魅は戯る 文豪怪談傑作選・大正篇』東雅夫編(ちくま文庫)シリーズ全3冊
2011年
380頁
定価:968円(税込)
目次(収録作品)
鈴木三重吉(たそがれ/月夜)
中勘助(夢の日記から/ゆめ/夢の日記)
内田百閒(道連(初出バージョン)/菊/鯉/坂/内田百閒小品集/とおぼえ)
寺田寅彦(寺田寅彦小品集/怪異考/化物の進化/人魂の一つの場合)
志賀直哉(盲亀浮木)
近代日本の文豪たちを魅了した「夢と幽霊の掌篇」の系譜を時代ごとに跡づける画期的アンソロジーの第二巻。自由で華やいだ大正の御代に絢爛と開花した夢怪談の数々―鈴木三重吉、中勘助をはじめ「夢十夜」の後裔たる漱石山脈の作家たちに加えて、志賀直哉の知られざる怪談文芸作品を集大成。巻末特別企画として、寺田寅彦、内田百閒(けん)、田中貢太郎、岡本綺堂の関東大震災体験記集を収録した。
出典:筑摩書房公式サイト