2019年
264頁
目次(収録作品)
天堂より神の不在を告げる死せるキリストの言葉(ジャン・パウル)
ザイスの学徒(ノヴァーリス)
金髪のエックベルト(ルートヴィヒ・ティーク)
黄金宝壷(E.T.A.ホフマン)
ヴェラ(ヴィリエ・ド・リラダン)
アウル・クリーク橋の一事件(アンブローズ・ビアス)
精(フィオナ・マクラウド)
白魔(アーサー・マッケン)
光と影(フョードル・ソログープ)
大地炎上(マルセル・シュウォップ)
なぞ(W.デ・ラ・メア)
衣装戸棚(トーマス・マン)
バブルクンドの崩壊(ロード・ダンセイニ)
月の王(ギョーム・アポリネール)
剣を鍛える話(魯迅))
父の気がかり(フランツ・カフカ)
沖の小娘(J・シュペルヴィエル)
洞窟(エヴゲーニー・サミャーチン)
クレプシドラ・サナトリウム(ブルーノ・シュルツ)
アレフ(ホルヘ・ルイス・ボルヘス)
古今の怪奇幻想文学の中から厳選に厳選を重ねて編まれた3巻本アンソロジーの本書は「幻想」篇。現世と異界の往還、神秘の探究、夢の不思議―ノヴァーリス、ホフマンからマッケン、ボルヘスまで眼前の現実を超えた世界を熾烈に追い求めてやまない幻視者たちの文学を集大成。齋藤磯雄、中山省三郎、堀口大學ほか一時代を筑いた翻訳家たちの名訳で読む、文豪たちの名作幻想小説アンソロジー。
出典:筑摩書房公式サイト