改版1957年
254頁
目次(収録作品)
魚服記
ロマネスク
満願
富嶽百景
女生徒
八十八夜
駆け込み訴え
走れメロス
きりぎりす
東京八景
太宰治が短篇の名手であることはひろく知られているが、ここに収めた作品は、いずれも様々な題材を、それぞれ素材にふさわしい手法で描いていて、その手腕の確かさを今さらのように思い起こさせる。命を賭した友情と信頼の美しさを力強いタッチで描いた「走れメロス」をはじめ、戦前の作品10篇を集めた。(解説=井伏鱒二)
本書表紙(カバー)より
[関連]
『富嶽百景・女生徒 他六篇』太宰治(2024・岩波文庫)
『走れメロス』太宰治(改版2005・新潮文庫)