『日本文化私観』ブルーノ・タウト、森㑺郎訳(講談社学術文庫)
1992年
344頁
目次(収録作品)
床の間とその裏側
あきらめ
メランコリイ
芸術
神道――単純性の持つ豊富性
味
絵画
彫刻
工芸
芸術稼業
建築
第三日本
伊勢神宮や桂離宮などに日本美の極致を見たタウトは、建築家としての鋭い直観と透徹した哲学的瞑想とにより、神道や絵画、彫刻や工芸、建築など、日本の芸術と文化を更に深く見つめた。彼の透徹した眼識力と歴史認識は、日本人が忘却している日本の伝統的精神の復活をうながさずにはおかず、日本人と日本文化に寄せる真情は、読む人の心にせまる。名著『ニッポン』と並ぶ必読のタウトの日本文化論。
出典:講談社BOOK俱楽部