『中東から世界が崩れる―イランの復活、サウジアラビアの変貌』高橋和夫(NHK出版新書)
2016年
256頁
定価:858円(税込)
目次(収録作品)
第1章 「国交断絶」の衝撃
第2章 イスラム世界の基礎知識
第3章 「悪の枢軸」・イランの変質
第4章 「国もどき」・サウジアラビアの焦り
第5章 国境線の溶ける風景
第6章 テロと難民
第7章 新たな列強の時代へ
終章 中東と日本をつなぐもの
イランとサウジの国交断絶はまだ予兆に過ぎない
かつて「悪の枢軸」と名指しされるも、急速にアメリカとの距離を縮めるイラン。それに強い焦りを覚え、新しいリーダーの下で強権的にふるまうサウジアラビア。両国はなぜ国交を断絶したのか? 新たな戦争は起きるのか? ISやシリア内戦への影響は? 情勢に通じる第一人者が、国際政治を揺るがす震源地の深層を鮮やかに読みとく!出典:NHK出版公式サイト