『もうひとつの学校―ここに子どもの声がする』宮原洋一(新評論)
2006年
228頁
「もうひとつの学校」とは子供たちの遊び場である。
本書は、様々な場所で遊ぶ子供たちの写真を豊富に収め、それぞれに短い文章が付された構成になっている。(写真は全て白黒)
空き地・路地・境内・工事現場・ゴミ捨て場・軒先・デパート・駄菓子屋・川等々で遊ぶ子供たちの生き生きとした姿がとらえられていてよい。
写真は、1970年(昭和45)前後に、都内各地や川崎市で撮影されたもの。この頃に小中学生だった人には、その時代が蘇る本であろう。
筆者は田舎育ちなので、その当時の都会の子供たちの遊びが垣間見られ興味深かった。
おすすめの本。