2017年6月7日初版発行
284頁
本書は、『WiLL』2014年3月号から2016年12月号までに連載された「遅の井の湧水」を改題し、書籍化したもの。
時事問題、「鑑・鏡」、二宮金次郎、幸田露伴、『神学大全』等々について書かれたエッセー集。
ほかの書や講演等で語った内容と重複するエピソードも多い。
よい箇所もあるが、全体的にはまあまあ。
著者には、膨大な著作があり「入門者」にはどれをすすめるか難しい。著者は語り口がよいので、講演からはいるのが一番おすすめで、CDも発売されているが入手しづらい。なので、動画をすすめる。下記参照。
なお、本書は個々の文章の初出が示されていないのがよくない。
[参考]
渡部昇一動画メモ