『ウィーンの経済思想―メンガー兄弟から20世紀へ』八木紀一郎(ミネルヴァ書房)
2004年
284頁
定価:4,730円(税込)
目次(収録作品)
一 メンガー三兄弟
プロローグ 時代
1 マックスの自由主義
2 カールのジャーナリズム経験
3 『経済学原理』の成立
4 カール対アントン 制度の自生的形成と勢力関係
5 カール・メンガーと歴史学派方法論争からマックス・ウェーバーへ
エピローグ 風景
二 継承と再生
1 ハイデルベルクの経済学 カール・クニースの講義
2 ベーム=バヴェルクによる資本理論の開拓
3 ミーゼスによる自由主義の純化
4 シュンペーターと社会進化論
補遺
1 オーストリア経済思想史研究の課題と方法
2 オーストリアの商科大学
3 20世紀経済思想の源流ウィーン
わが国におけるオーストリア学派研究の第一人者である著者が、ウィーンに開花・形成されたオーストリア学派の成立過程をメンガー兄弟を中心に、その他ウェーバー、クニース、ミーゼス、シュンペーター等を配して様々な角度から照射する経済学版ウィーン物語。
出典:ミネルヴァ書房公式サイト