『哲学論集 ハイエク全集Ⅱ-4』フリードリヒ・ハイエク、西山千明 監修、嶋津格 監訳、田中愼・野崎亜紀子・長谷川みゆき・中村隆文・丸祐一・望月由紀・杉田秀一・向後裕美子・登尾章訳(春秋社)
2010年
360頁
定価:4,620円(税込)
目次(収録作品)
第1部 理性と設計の幻想
(二つの合理主義/設計主義の誤り/先祖返りとしての社会正義)
第2部 社会科学ができること
(見せかけの知―ノーベル賞受賞記念講演/説明の程度について/複雑現象の理論)
第3部 心と秩序の進化論
(抽象的なるものの先行性/ルール、知覚、理解可能性/行為ルールシステムの変化/法秩序と行動秩序)
第4部 学者と学問
(知性の二つのかたち/専門化のジレンマ)
ハイエク全集のなかでも特に推薦の一冊!
「人類がいままでに記した中でも、もっとも素晴らしい文章を集めた一冊」(嶋津格)。
近代を席巻した理性の傲慢を「設計主義」と批判し、ポスト近代の鍵となる「自生的秩序」の重要性を明らかにする。インターネットを基盤とする21世紀社会における、<倫理>と<設計>を考えるためのヒントがつまった一冊。昨今の思想業界を賑わす、「アーキテクチャー」論を刺激する内容満載。
出典:春秋社公式サイト