『世界の立法者、ベンサム―功利主義法思想の再生』戒能通弘(日本評論社)
2007年
274頁
定価:5,500円(税込)
目次(収録作品)
序章
第1章 ベンサムのコモン・ロー批判と期待の安全
第1節 古典的コモン・ローの法理論
第2節 ベンサムのコモン・ロー批判
第3節 功利主義的法実証主義
第2章 ベンサムのパノミオン(総合法典)
第1節 パノミオンの基礎的研究
第2節 パノミオンの具体像
第3節 立法の諸原理とJ・ロールズの功利主義批判
第3章 世界の立法者、ベンサム
第1節 適性の確保
第2節 世界の立法者、ベンサム
第3節 ベンサムの功利の原理の経験主義的性格
第4章 ベンサムの法の移植の原理
第1節 法の移植の原理
第2節 ベンサムと文化的多様性
第3節 ベンサムにおける政策決定と公的議論
第5章 ベンサムにける国際正義論
第1節 ベンサムと専制主義
第2節 世論法廷
第3節 ベンサムの民主主義論と国際法理論
第4節 多数者の専制とベンサム
結語
わが国違憲審査制の機能不全の遠因を自然法思想の限界と受け止め、法化社会における法実証主義の含意を探求する意欲の書。
出典:日本評論社公式サイト