『社会思想史研究 No.32 特集:共和主義と現代―思想史的再考』社会思想史学会編(藤原書店)
2008年
232頁
定価:2,640円(税込)
目次(収録作品)
<特集> 共和主義と現代 ――思想史的再考――
<論文>
序論 復活する共和主義 田中秀夫
【その様々な可能性】
現代の共和主義 小田川大典
【近代・自由・デモクラシー】
初期近代共和主義研究への死角 厚見恵一郎
【ルネサンス・フィレンツェと17世紀イングランド】
ルソーの共和主義理論 川合清隆
【その歴史的意義をめぐって】
拡散と融解のなかの「家族的類似性」 犬塚元
【ポーコック以後の共和主義思想史研究 1975-2007】
コメント 小田川大典 / 厚見恵一郎 / 川合清隆 / 犬塚元
総括 田中秀夫
<公募論文>
クリスティアン・ガルヴェにおける人間・社会・モラル 大塚雄太
【「流行論」にみる現実的人間と通俗哲学の可能性】
叛逆する若者たち 倉科岳志
【パピーニ・プレッツォリーニの参戦運動 (1914年-15年)】
「全体性」 としての政治、「世界性」としての政治 石田雅樹
【レオ・シュトラウスとハンナ・アーレントにおける「政治」と「哲学」】
「武器なき予言者」のアゴニズム 松谷邦英
【ジャック・エリュールの暴力論における「反政治」の倫理】
A・ホネットの物象化論 見附陽介
【その可能性と限界について】
<書評>
『マキァヴェッリの拡大的共和国 ――近代の必然性と 「歴史解釈の政治学」』(厚見恵一郎 著)
堀田誠三
『ジョン・ロック 『寛容論』 の研究』(山田園子 著)
生越利昭
『ルソーとジュネーヴ共和国 ――人民主権論の成立』(川合清隆 著)
鳴子博子
『フランス自由主義の成立 ――公共圏の思想史』(安藤隆穂 著)
喜多見洋
『闘争と文化 ――マックス・ウェーバーの文化社会学と政治理論』(野口雅弘 著)
佐野誠
『ベヴァリッジの経済思想 ――ケインズたちとの交流』(小峯敦 著)
八田幸二
『アメリカン・ナショナリズムの系譜 ――統合の見果てぬ夢』(小林清一 著)
中谷義和
『テイラーのコミュニタリアニズム ――自己・共同体・近代』(中野剛充 著)
田中智彦
『文明化の経験 ――近代転換期の日本』(安丸良夫 著)
安田常雄