『大日本―技術立国日本の恩人が描いた明治日本の実像』ヘンリー・ダイアー、平野勇夫訳(実業之日本社)
1999年
545頁
定価:7,480円(税込)
目次(収録作品)
工部大学校と私
封建制の崩壊
日本人の心情
移行期-明治維新から日英同盟まで
教育の普及
陸軍と海軍
交通と通信手段
産業の発達
伝統工芸と美術界の動向
商業と貿易〔ほか〕
明治6(1873)年に弱冠24歳で来日して、東京大学工学部の前身である工部大学校の初代都検(校長)に就任、10年間にわたって日本の近代化に多大な功績を残したスコットランド人、ヘンリー・ダイアー。
本国に帰国後は不遇の後半生を送ったダイアーが、日本滞在の体験と膨大な資料をもとに、欧米諸国の人々に向けて、愛する日本の実相を紹介すべく執筆した〈幻の大著〉が、イギリスでの出版後約一世紀を経たいま甦る――。
明治という時代を、技術立国日本を考えるうえで、必読の書。アマゾン商品説明より
原題『Dai Nippon: The Britain of the East』(1904)