『シャドウ・ワーク』イリイチ(イヴァン・イリイチ)、玉野井芳郎・栗原彬訳(岩波文庫)
2023年
384頁
目次(収録作品)
1 平和とは人間の生き方
2 公的選択の三つの次元
3 ヴァナキュラーな価値
4 人間生活の自立と自存にしかけられた戦争
5 生き生きとした共生を求めて――民衆による探究行為――
6 シャドウ・ワーク
注と文献解題
[解説]友人イヴァン・イリイチの思想深化への期待 玉野井芳郎
[岩波文庫版解説]ヴァナキュラーな生を求めて 栗原彬
家事などの人間の本来的な諸活動は、市場経済を支える無払いの労働〈シャドウ・ワーク〉へと変質している。人間がシステムの従属変数となっている危機を、経済、社会、政治、知的活動などさまざまな切り口から論じ、自立・自存した生の回復を唱える。文明批評家イリイチによる現代産業社会への挑戦と警告。
本書表紙(カバー)より
[関連]
『シャドウ・ワーク―生活のあり方を問う』I.イリイチ、玉野井芳郎・栗原彬訳(2006・岩波現代文庫)定価:1,320円(税込)
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