スポンサーリンク

『記憶の切繪図―七十五年の回想』志村五郎(ちくま学芸文庫)

『記憶の切繪図―七十五年の回想』志村五郎(ちくま学芸文庫)

2021年
288頁




目次(収録作品)

一 はじめに
二 切繪図の世界
三 茶色のランドセル
四 宇宙の構造
五 子供の悩み
六 中学では
七 終戦前後
八 死について
九 いかに学んだか
十 邪念と憍慢
十一 大学の三年間
十二 数学者としての出発
十三 教える身になって
十四 フランスでは
十五 プリンストン研究所では
十六 東京に帰って
十七 大阪での一年
十八 再びプリンストンに
十九 なぜあの文章を書いたか
二十 所かわれば
二十一 ユー・ウィル・ファインド・アウト
二十二 向う側
付録一 方程式を解くとは
付録二 知の継承が生む創造力
付録三 あの予想
あとがき

解説 きれぎれのおもいで 時枝正

300年以上の超難問であった「フェルマーの最終定理」が1995年A.ワイルズによって解決された。その際多大な貢献をしたのが「志村予想」であった。志村多様体論や高次虚数乗法論で知られる世界的数学者・志村五郎の自伝的随想。幼少期、学生時代、プリンストンでの研究生活、さまざまな時代の追想を交え75年の人生におけるエピソードを時に辛辣に、時に滋味深く綴る。特にアンドレ・ヴェイユ、カール・ジーゲル等、数学者との交流と評価、「志村予想」への自身唯一の言及は興味深い。

出典:筑摩書房公式サイト

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Secured By miniOrange