『歴史教科書との15年戦争―「侵略／進出」から「慰安婦」問題まで』西尾幹二・小林よしのり・藤岡信勝・高橋史郎（PHP研究所）
1997年8月21日第1版第1刷発行
235頁
定価：1,257円（税込）
目次（収録作品）
第１部 歴史教科書の何が問題か
１ 教科書誤報事件の真相―その影響は、高校教科書にも及んでいる 高橋史郎
２ 歴史教科書の犯罪―偽りの「慰安婦強制連行」 藤岡信勝
３ 「人権真理教」に毒される日本のマスコミ 小林よしのり
４ 外国からの誤解や侮辱にはただちに反撃せよ―日本人に問われる最後の生命力 西尾幹二
第２部 新しい歴史教科書のために
１ 世界の教科書の常識とは―有力文明は自分中心の世界像を描く 西尾幹二
２ 良き観客として事実を見抜く眼を 小林よしのり
３ 「慰安婦問題」は日韓関係を悪くするだけ 藤岡信勝
４ 自虐史観を乗り越えよう 高橋史郎
５ どうか誤解しないでほしい 西尾幹二
６ 人間の多様な側面に目を向ける 小林よしのり
７ 新しい歴史教科書のつくり方 藤岡信勝
第３部 誹謗中傷ではなく建設的議論を
１ 私たちが戦うべき本当の“敵”は 西尾幹二
２ 国際社会の建前と本音を見抜けない日本人―韓国はなぜ慰安婦の強制連行にこだわるのか 藤岡信勝
３ 教科書よりひどい指導書の実態―検証・中学校社会科教師用指導書 高橋史郎
年表１ 高校教科書『新編日本史』（原書房刊）をめぐる修正の動き
年表２ 歴史教科書と歴史観をめぐるこの15年の主な動き
資料１「宮沢官房長官談話」の全文
資料２「河野官房長官談話」の全文
資料３「文部省見解」の趣旨
本書は、「平成九年[1997]四月二十九日、福岡教育連盟が主催したシンポジウム「新しい歴史教育の創造へ向けて」（p.1）を書籍化したもの。
今読んでも悪くない教科書問題についてのシンポジウム。
巻末の資料も含め教科書問題や「つくる会」を研究する人は必読。