『古事記の読み方』坂本勝(岩波新書) 2020/11/12 2022/1/19 書評 岩波新書, 古事記 『古事記の読み方―八百万の神の物語』坂本勝(岩波新書) 2003年11月20日初版発行 204頁 著者は、学者。専門は上代文学。 2部の構成。 第1部は、古事記が書かれた時代の背景や古代の人々の考え、意識を古代の言葉から論じ解説しているのが主な内容。 第2部は、スサノオ、アメノウズメ、ホノニニギ、オホナムヂといった神々をテーマに綴られたエッセー。 内容のあるよい本。文章も平明で読みやすい。 中々おすすめ。 ただ、古事記に興味がある人は、まず『古事記』(角川ソフィア文庫)を読むのを強くおすすめする。 古事記の読み方―八百万の神の物語 (岩波新書 新赤版 (864)) amazon こちらの記事もどうぞ『森鴎外全集』(ちくま文庫)『ローマ帝国衰亡史』E・ギボン(ちくま文庫)『夏目漱石全集』(ちくま文庫)『ミシェル・フーコー講義集成』(全13巻)『芥川龍之介全集』(ちくま文庫)『正史 三国志』陳寿(ちくま学芸文庫)『坂の上の雲』司馬遼太郎(文春文庫)『食卓の賢人たち』アテナイオス(京都大学学術出版会)(全5巻)