『第二次世界大戦』(全4巻)W・S・チャーチル、佐藤亮一訳(河出文庫)
(本書は『The Second World War』(全6巻)の要約・簡略版の邦訳)
第1巻
新装版2001年
373頁
目次(収録作品)
第1部 不幸への一里塚―1919~1940.5.10
(勝者の愚行ー1919~1929/絶頂期の平和―1922~1931/アドルフ・ヒトラー/いなごの年―1931~1933/暗黒化への背景―1934/崩れた空軍の均衡―1934~1935/挑戦と反応―1935/イタリアに対する制裁―1935/ヒトラー出撃す―1936/幕間の舞台裏―1936~1938 ほか)
第2巻
新装版2001年
374頁
第2部 単独で―1940.5.10~1941.6.22
(挙国連立/フランスの戦い/海への進軍/ダンケルクの救出/獲物へ殺到/ふたたびフランスへ/本土防衛と反撃体制/フランスの苦悩/ダルラン提督とフランス艦隊―オラン/窮地に立って ほか)
第3巻
新装版2001年
337頁
第3部 大同盟―1941.12.7~
(われわれの同盟国ソ連/ルーズベルトとの会見/ペルシアと沙漠/真珠湾!/世界大戦さなかの旅/英米の一致/シンガポール陥落/Uボートの天国/アメリカ海軍の勝利。珊瑚海とミッドウェイ島/「第二戦線をいま!」 ほか)
第4巻
新装版2001年
482頁
第4部 勝利と悲劇―1943~1945
(シシリーの征服とムッソリーニの失脚/人工の港湾/イタリア進攻/地中海における停頓/北極洋の輸送/テヘラン会談―開幕/テヘラン―難問と解決/カルタゴとマラケッシュ/チトー元帥―ギリシアの苦悩/アンチオ攻撃 ほか)
強力な統率力と強靭な抵抗精神でイギリス国民を指導し、第二次世界大戦を勝利に導いた歴史的な政治家チャーチル。本書は、歴史の舞台に直接参加した彼の手による、最も信頼すべき最高の第二次世界大戦の記録だ。深い歴史観に基づく著作活動によってノーベル文学賞を受賞した彼の歴史物語を堪能できる。
アマゾン商品説明より
正確には、ノーベル文学賞を受賞したのは、『The Second World War』(全6巻)。本書は、それの要約・簡略版の邦訳)。全6巻のものは、『第二次大戦回顧録』全24巻(毎日新聞社)として全訳されているが、絶版。
[関連]
『第二次大戦回顧録 抄』ウィンストン・チャーチル、毎日新聞社編訳(2001・中央公論新社)299頁
(こちらは、『第二次大戦回顧録』全24巻(毎日新聞社)から主に日本に関係する部分を編集してまとめたもの)