1989年5月20日第1刷発行
205頁
定価:641円(税込)
目次(収録作品)
第1部 規範意識
1 正義と犯罪が結びつく
2 記号としての天皇制
3 平和と同調
4 国策になった近代化
第2部 権利の表われかた
1 信仰の不思議
2 表現権の汚染
3 財産権の変容
4 平等の論理
第3部 秩序形成の心理
1 行政の体質
2 司法権神話
3 自治の行方
4 日本型民主主義の個性
終章 処方箋としての総括
著者は、法学者・小説家。(1934-1995)
本書は、日本人の規範意識、日本国憲法、財産権などをテーマに論じた日本人論。
扱っているテーマはそれぞれ興味深いのだが、いま一つの感があり勿体ない。また、文章が硬い部分があり、叙述も丁寧ではないので読みにくい。