1980年
243頁
定価:858円(税込)
目次(収録作品)
認識論における純論理派の主張について
法則
論理の理解と数理の理解
自然科学と歴史学
高橋(里美)文学士の拙著『善の研究』に対する批評に答う
ベルグソンの哲学的方法論
ベルグソンの純粋持続
現代の哲学
コーヘンの純粋意識
ロッツェの形而上学
認識論者としてのアンリ・ポアンカレ/トルストイについて
愚禿親鸞
『小泉八雲伝』の序
『国文学史講和』の序
『物質と記憶』の序文
『善の研究』をもって学問的出発をなした西田(1870-1945)は、以後孜々として思索を深め多くの体系的著作を残した。本書には、それら大著のあい間に書かれた論文・小品・エッセイのうち、京都時代初期のものがまとめられている。『続思索と体験』とともにいわば著者の自叙伝であり、西田哲学へのこの上ない入門書。(解説=下村寅太郎)
本書表紙(カバー)より
