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『昭和天皇 七つの謎』加藤康男(WAC BUNKO)

『昭和天皇 七つの謎』加藤康男(WAC BUNKO)新書

2017年
312頁




目次(収録作品)

第1章 「よもの海」は替え歌だった
第2章 「宮中某重大事件」の謎
第3章 天皇周辺の赤いユダ
第4章 「退位」回避への強い意思
第5章 「ご巡幸」と「ヤミ米」列車の怪
第6章 天皇の財布と「隠し財産」
第7章 皇居から聞こえる讃美歌

昭和の象徴であった昭和天皇を巡るいくつかの謎を解き明かそうと大胆な試みに挑戦したのが本書である。そのひとつは、開戦三カ月前に開かれた御前会議で、明治天皇の有名な御製を引いて「ある決意」を示されたとされている歌についてだ。
「よもの海 みなはらからと思ふ世に など波風のたちさわぐらむ」というものだが、会議を取り仕切った近衛文麿の手記には、じつは、「波風」ではなく、「あだ波」と記されていた。陸軍参謀総長・杉山元のメモにもそうあった。
つまり、昭和天皇は、世の安寧を願ってこの歌を引いたのではなく、米英蘭を「あだ波」として、敵として鎮めるという強い意志を「替え歌」にされたというのが、著者の見解であり、「あだ波」でなく「波風」としたのは、戦後、歴史家・識者と言われる人たちが、昭和天皇を単なる「平和主義者・反戦主義者」として祭り上げるためにしたものであるとする。東京裁判史観に覆われた昭和史への挑戦という著者の熱い想いが迸る力作である。

アマゾン商品説明より

本書は、『昭和天皇 七つの謎』(2015)を加筆、訂正した新書版。

[関連]
『昭和天皇 七つの謎』加藤康男(2015・ワック)単行本
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