『アイヌの世界観―「ことば」から読む自然と宇宙』山田孝子(講談社学術文庫)
2019年
336頁
目次(収録作品)
第1章 アイヌの宇宙観
第2章 霊魂とカムイ
第3章 アイヌの植物命名法
第4章 動物の分類と動物観
第5章 諸民族との比較
第6章 世界観の探究―認識人類学的アプローチ
補章 現代に生き続けるアイヌの世界観
動植物を神格化し、自然も神も人も、すべては平等である――! アトゥイ(海)、アペ(火)、コロ(支配)、カラ(創造する)、ウク(受取る)・・・・・・。驚くべき自然観察者であるアイヌ。その、名付けの意味、語源、語彙素構成や使用法を丹念に拾いながら、彼らの宇宙観、霊魂観、動植物観を言語学的に分析。認識人類学的アプローチで、”アイヌ文化”を旅します。
本書は1994年から長らく講談社選書メチエの一冊として刊行されてきました。今回、学術文庫に収録するにあたり、補章として「現代に生き続けるアイヌの世界観」を追加しています。出典:講談社BOOK俱楽部