『「リベラル」という病―奇怪すぎる日本型反知性主義』岩田温(彩図社)
2018年
272頁
目次(収録作品)
第1章 マスメディアが大量生産する「リベラル」
第2章 ガラパゴス左翼知識人の解剖
第3章 「リベラル」政党の野合と欺瞞
第4章 「リベラル」の奇怪すぎる理論
第5章 共産主義という幻想
―ガラパゴス左翼が見つめようとしない共産主義の真実―
第6章 これからの「リベラル」への提言
―見直すべき河合栄治郎―
選挙報道やテレビの討論番組などでしきりに用いられる「リベラル」という言葉。
リベラルの意味を、「個人の自由を最大限尊重すること」そして「社会的弱者の声に耳を傾け、そうした人々のことも同じ人間として尊重すること」と捉えるならば、著者自身もその1人だと賛同するが、日本の「リベラル」はそれとは相当異なる極めて奇怪なものであると主張する。
日本の「リベラル」はどこがおかしいのか? どうしてそうなってしまったのか?
本書では新進気鋭の政治学者である著者が日本における自称「リベラル」の言説を徹底的に糾弾し、本来のリベラルはどうあるべきかを模索する。出典:彩図社公式サイト