2007年
375頁
目次(収録作品)
はじめに 岡本太郎とはだれか
第1章 前史/パリのおもかげ
第2章 身をやつした民族学者
第3章 獣の匂い,または東北的な
第4章 沖縄,ひとつの恋のように
第5章 臍の緒として,韓国へ
第6章 世界とはなにか
おわりに ふたつの対話から
近年改めて再評価が巻き起こりつつある岡本太郎.その芸術家の枠に収まりきらない多様な活動のうち,民族学的側面にわたる仕事,すなわち有名な「縄文土器の発見」から展開された独自の日本文化再発見の道行きを,気鋭の民俗学者が読み解く.太郎が類まれな感性で見出していた「ほんとうの日本」とは? 画期的な岡本太郎論!
出典:岩波書店公式サイト