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「親という二字」太宰治

約9枚(400字)

郵便局で顔を合わせる男とのちょっとした交流を描く。なかなか読ませよいが、落ちが不自然でいけない。
突如、ウィスキーを入手したことを知った妻が、こんな穏やかな調子のわけはあるまい。


『太宰治全集8』(ちくま文庫)[amazon]に所収。

「親という二字」太宰治(青空文庫)

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コメント

  1. さとこ より:

    やはり、妻の反応が気になりますよね。というか太宰治の書く 妻 は、いつもこんな調子ですよね。。淡々としていて、賢く良く出来ていて、夫が何かをやらかしてもいつも冷静です。私はそんな女性の佇まいに惹かれますね、私の場合、何故妻はその話を信じなかったのだろう、という疑問でしたが、そこは深追いせずに その光景の情緒を感じるだけでいいのかな、と思いました。

    • 本サイト作者 より:

      コメント有難うございます。
      問題なのは、当時のことですから妻はウィスキーを「闇」で高額で買っているのを当然、分かっているということです。それで、この妻の反応というのは不自然です。すこしの散財などを広い心で許すのなら分かりますが。

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