『トッカイ―バブルの怪人を追いつめた男たち』清武英利(講談社)
2019年
298頁
目次(収録作品)(※文庫版の目次)
序章 怪商とあらくれ
第1章 取り立て前夜
第2章 奪り駒たち
第3章 悪戦が始まった
第4章 不良債権は逃げている
第5章 トッカイがなんぼのもんじゃい
第6章 容赦なき回収は終わるのか
第7章 ミッシングリンクをつなげ
第8章 最後の闘い
終章 勝ったのか
文庫版のための追補「トッカイ」とは何だったのか―大蔵省元銀行局長の証言
狂乱のバブル経済崩壊後の「失われた20年」のさなか、日本中の不良債権取り立てに奮闘する国策会社=整理回収機構。そこで働く面々は、その多くがバブル崩壊で破綻した金融機関の出身者たちだった。借り手の側から取り立てる側へ――将棋の「奪り駒」のように回収の最前線に打ち込まれた者たちは、バブル経済に踊った怪商、借金王、ヤクザらと対峙し、でジワジワと追い詰めていく。泥沼の債権回収に奮闘した、男たちの物語。
出典:講談社BOOK俱楽部
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